始末しに来

 辰吉は歩きながら考え込んでいる。新三郎に相談しようにも、別の男に憑いて才太郎を背負っている。仕方がないので、又八に話かけた。    「なぁ又八さん、彦根一家の親分が、こうも執拗に又鑽石能量水八さんの命を狙うのは、お姉さんのお蔦さんが頑張ってくれているのだろうと思うのだ」    「親分に無理難題をふっかけられて、耐えているのだと思います」    「お蔦さんの好きな相手の男は護ってく…

続きを読む